怒りを建設的な力に変える

怒りは行動の原動力になります。怒りがあれば無関心でいられなくなるのですが、行きすぎてしまうこともあります。物を壊しだすなど止まらなくなるのです。

こんな研究があります。1怒りという感情を表にだしてサンドバッグを気のすむまでなぐる。2気を紛らわしてサンドバッグを殴るか、体を鍛えるイメージを指示される。3感情をコントロールしてもらうためサンドバッグは使わずに2分間静かに座ってもらう。

1は怒りがさらに増大して壁にまで穴を開けてしまう。怒りは発散させようとすると火に油を注いでしまうのです。
2相手のことを考えずにサンドバッグをたたくと、アクセルを踏んだまま他の対処法を考えられるようになります。
3は「ストップ」する。

おもしろいことに、1は発散されてすっきりすればするほど、攻撃的になるのです。そして何の罪のない人にまで八つ当たりを始めます。

例えば事故などのニュースをみたとき、被害者に目を向けると「共感的怒り」が呼び起こされます。加害者を罰したいという思うのです。これでは破壊的に向かいます。

なので怒りを発散させるのではなく、苦難を強いられた被害者のことを考える必要がるのです。すると怒りという「ゴー」システムが建設的に使われるようになります。

つまり「他者に対して」怒りを感じると復讐心が芽生えますが「他者のために」怒りを感じていると、正義やよりよいシステムをつくる動機になる。怒りというものが決して悪いものではなく、どう扱うかで、まるで違うものに生まれ変わのです。

参照:アダム・グラント著 シェリル・サンドバーグ解説 楠木 健 監訳『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 三笠書房

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