仕事の人間関係では態度を変えないことが大切

近江商人の商売の心得に「利は元にあり」といわれてます。「元」というのは「仕入れ」です。経営に仕入れは大切になります。

いい品物や原材料はもちろん、いつでも安定しているものを値段相応で仕入れることができること。そんないい仕入れ先とのいい付き合いができると、事業もうまくいくでしょう。

適切価格で仕入れれば、自分たちも適切な値段で売ることができるのです。そのために仕入れ先を大切にすることは大切になります。

価格競争が過度に進むと、ライバルよりとにかく安く売るようになるのです。すると仕入れ先にムリを強いてしまいます。「三方よし」ではなくなるのです。信頼関係はできず、なにかあったとき協力を求めにくくなるのです。すると継続的な取引も難しくなります。

仕入れ先には原則を守ることが大切になるのです。「けなさない」「値切らない」「馴れ合わない」。

もちろん、それだけでなく、相手の立場を思いやれることも必要になります。1番いいのは、だれかに対して態度を変えるのではなく、仕入れ先もお得意様と同じように接すること。するとなにかあったとき、喜んで助けてくれるでしょう。

廣池千九郎 著 廣池幹堂 編『「三方よし」の経営学』 PHP